人生を変えられない人や同じ失敗を繰り返す人は、本人は気づいていませんが共通点があります。


1年前に、お子さんの登校拒否の御相談を受けた方と先日、偶然出会ったそうです。
この方のご相談はあまり難しいものではなかったのですが、子供との関係の間違いについて指摘させていただいたそうです。
結局、具体的に何かをするでもなく、一度お会いしただけで縁は切れたのでした。

どうも、「自分は愛情をもって子育てをがんばっているのに、それを間違いだなんて何事だ!」ということだったようです。

物事には必ず原因があります。
その原因を改善しない限り問題解決などありえません。

そして現在の状況をおききすると・・・。

師匠との縁が切れた後、(どうも新興宗教のようなのですが)別の占い師に出会ったようです。
「この先生は、『あなたは何も間違っていません。お子さんは今に学校に行きますよ』と言ってくださいました」と言われました。
「それで、どうなったんですか?」とお聞きしたところ「まだ学校には行っていませんが、きっと!」と言われたので「頑張ってください!」と言って別れたのだそうです。

どうもこの手の占い師や宗教家は共通点があるようです。
絶対に相手に「間違っている」なんて言いません。
むしろ相手を持ち上げます。
基本的には話し相手になっているだけで、何ら具体的な解決法は示しません。
そして、事あるたびに多額の金銭を要求しますが、本人は自分は間違っていないと言ってもらえるものですから、いい気持ちになって、お金のことなど全く気にしていません。

人生を変えられない人や同じ失敗を繰り返す人は、本人は気づいていませんが共通点があります。

それは原因を見つめず、自分だけが神様のいたずらか何かで不幸になったと思っています。

自分のせいではなく、偶然や他人のせいにします。

そして、何も解決策を試みていないのに、「こんな私でもいつかきっと・・・」と意味不明に自分を慰めています。

やがて40代・50代になったとき、何も変わらなかったことに気づきますが、今度は「どうせ私なんか・・・」と自暴自棄になって(みせることで)人から「そんなことないよ」と慰めてもらっています。

恋愛がうまくいかない人が原因に気づいて改善しない限り、けしていい恋愛はできません。

転職を繰り返している人の原因は、会社ではなく自分だということに気づかないと、何度も転職を繰り返します。

ちなみに35歳を過ぎてからの転職は、よほどコネがあるか、新しいスキルを身につけなければ、前の会社以上の待遇にはなりません。

すべて自分の発想と選択と行動の結果なのです。
そのことに気づけば、人生は思ったよりも簡単に変化させることができます。