いいことも悪い事も、すべて終わったことにはとらわれず、明るい明日を信じて生きることが大切です。
多くの人を観ておりますと、人間には様々なタイプがあることに気づきます。
そして、そのタイプによって似たような人生を歩んでいることにも気づきます。
タイプというのはあらかじめ決められた分類ではありません。
思考のパターンによって決まっているようです。
その人が幸せな人生を歩むかどうかというのは宿命であったり、方位であったり、タイミングが影響することはもちろんですが、そういうことは除外したとしても、その人の人生が右肩上がりになっているか、右肩下がりになっているかを決定している根本的なものは、その人の「思考パターン=考え方」のような気がします。
右肩上がりの人生を送る人の考え方にはいくつかの特徴があります。
まず第1にポジティブであり、明るいということです。
両方がそろっていないといけません。
そして、根拠がないといけません。
根拠とは、日々の精進と勉強です。
これがないと、ただの「ノー天気」です。
次に、同じ失敗を繰り返さないということです。
これは、才能ではありません。
「同じ失敗を繰り返してはいけない!」と強く心に刻んでいるということです。
同じ失敗を繰り返す人は、「つい、やってしまいました」とか「いけないとは思っていたんですけど…」という表現をよく使います。
これって「わかっていた」ということですよね。
それでもやってしまうのは、才能の問題ではありませんね。
第3に切り替えが早いということ。
起きてしまったことは、いくら悔やんでも仕方ありません。
今日まで連敗続きの人生であっても、明日、勝つか負けるかは50:50なのです。
また、いくらいい過去があったとしても、それにとらわれていれば生ゴミのような人生になってしまいます。
進歩のない人生になってしまうのです。
いいことも悪い事も、すべて終わったことにはとらわれず、明るい明日を信じて生きることが大切です。
そして、最後に決して慢心せず向上心を持っていること。
人生を変えられない人は、毎日同じように生きている思考と現実を何も変えないでも、「いつか自分も…」という信じられないような発想をしています。
他人の話として話すと「そんな人がいるんですか?!」という人の多くが、実は自分も同じことをやっています。
これに対して向上心を持つ人は、いつも自分に対して謙虚です。
そして、常に努力を惜しみません。
でも、決して自分のことを「がんばってる!」なんて思っていないのです。
客観的にみても頑張っているのですが、本人は変化がどんどん起きてくるので、ただおもしろく楽しいだけなのです。
こういう考え方を身につけてください。
考え方とは癖です。
癖は、繰り返せば誰にでも身につきます。
宿命や方位やタイミングの前に、発想が必要であるということを忘れないでください。
良い発想 → 良い行動 → 良い結果 → 良い環境
…→さらに良い発想
または
悪い発想 → 悪い行動 → 悪い結果 → 悪い環境
…→さらに悪い発想
さて、あなたはどっち?
